JCDN topics

JCDNダンスフォーラム2003  ―ダンスワークショップの可能性―

2003年6月6日(金)/7日(土)/8日(日)
会場:東京 森下スタジオ C+A スタジオ 
住所 〒135-0004 東京都江東区森下3-5-6
TEL  03-5624-5951  
FAX 03-5624-5950

主催:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
企画:JCDNボードメンバー
佐東範一・水野立子・稲石奈津子・大谷燠・河合雅樹・志賀玲子・高樹光一郎・吉井省也
JCDNアドバイザー 加藤種男・清水永子
助成:セゾン文化財団 協力:アサヒビール株式会社    

<企画主旨>
<内容・スケジュール>  
6月6日(金)
  6月7日(土) 6月8日(日)

<申し込み方法・参加費>

<問い合わせ・申し込み先>

<企画主旨>
 JCDNは、ダンスと社会を結ぶNPO法人として設立し3年目を迎えます。
ここ数年の間に各地でダンスの新しい芽が出てきたように思います。

 2001年に「JCDN設立ミーティング」を森下スタジオで行い、全国から約120名のダンス・文化関係者が集いました。その後「踊りに行くぜ!!」などで日本各地の方々と知り合い、新たなプロジェクトが生まれてきました。しかしダンスの可能性を広げていく為には、定期的に各地のダンス・文化関係者が集い、様々なテーマに関して話し合い、情報交換を行う場が必要です。
本年、セゾン文化財団の創造環境整備活動の助成を受け、JCDNダンスフォーラム2003を開催します。
3日間、盛り沢山の内容ですので、皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

 今回のメインテーマとして「ダンス ワークショップ」を取り上げます。ここ数年、日本各地でダンスのワークショップが増えてきました。ダンサー向けだけではなく、一般、子供、障害者、教師など幅広い方々を対象に行われ、期間も1日から1ヶ月に渡る滞在(レジデンシー)型のワークショップなど、様々な形態で行われています。内容的にも、カラダを動かすワークショップから、参加者と一緒に新しい作品を創っていく試みなど、各地域の特色を持ち、その地に新しい文化を育てていくひとつの要因になってきているように思います。

 ワークショップの内容はアーティストそれぞれの方法があり、各主催者と共にプログラムをつくっていきますが、他のアーティストや、他の地域ではどのようにWSを行っているのかを知るチャンスがさほど多くありません。いくつかのケース・スタディを発表していただき、そこからアーティストの視点、オーガナイザー サイドの視点、参加者の視点から話し合いたいと考えています。

 今後、各地でワークショップの開催がますます増えていくと思いますので、どのようなワークショップが望まれているのか/アーティストにとってのワークショップの意義/ワークショップとダンスクラスの違い/ワークショップを開催する上で、最低気を付けないといけないこと、などを、今後に向けて皆様とざっくばらんに話し合い、このダンスフォーラムが、お互いの情報交換の場になることを目指します。

 2日目は、日頃皆様が考えていること、他の人の意見を聞いてみたいことなどをいくつかのテーマに分かれ分科会を行います。テーマは、現時点では4つのテーマ(内容参照)を予定していますが、他に話し合いたいことがありましたら、お気軽にJCDNまでご連絡ください。

 続いてちょっと気分を変えて、隅田川にて水上バスでのダンス鑑賞アサヒ・アート・フェスティバル「水上アートバス ダンスパフォーマンス」へ移動。再び、森下スタジオに戻ってきてから セミナー、交流会を行います。

 3日目の最終日は、JCDNが4年前から行っています「踊りに行くぜ!!―全国パフォーマンススペース間のダンス巡回プロジェクトー」関東地区の“選考会+ダンス ディスカッション”をセミナー参加者に公開して行います。


<内容・スケジュール>

6月6日(金) 全体ミーティング (Cスタジオ)
13:00ー14:00  JCDN挨拶、連絡事項、参加者紹介
フォーラムテーマ 「ダンスワークショップの可能性」について
JCDN代表 佐東範一
14:00−16:00 ワークショップの事例報告 ケーススタディ (各15分)

1 「さきらダンスワークショップ・パフォーマンス『リビングルーム/さきら編』」
  (03年5−6月) 白井剛(発条ト)+山本達也(栗東芸術文化会館さきら)
  
2    1994年より毎年連続して行っている初心者向けのワークショップ
   「ダンスパフォーマンス・ワーク」
   砂連尾 理(砂連尾理+寺田みさこ)+西田尚浩(京都市東山青少年活動センター

3     「ダンスジェネレイト福岡」(03年1-2月)
    近藤良平(コンドルズ)+吉村美紀(福岡市芸術文化財団) 

4  「仙台・福岡・伊丹などにおけるワークショップ」 伊藤キム(伊藤キム+輝く未来

5  「伊丹・アイホールにおけるダンスワークショップの試み」
   志賀玲子(JCDNボードメンバー/アイホールプロデューサー)
休憩
16:30−18:30 〇フリーディスカッション  

18:30−   交流会

6月7日(土) 分科会・セミナー (C・Aスタジオ)

分科会(C+Aスタジオ)
10:30―12:30  テーマは参加者の要望により変更・追加する場合があります
■テーマT 「ダンスにおけるスペース・劇場間のネットワークについて」

■テーマU 「新しい観客の開拓―PR 宣伝について」 

■テーマV 「カンパニーいかに運営していくのかー経営・人材・カネ」

■テーマW 「ダンス評論の今後」 
休憩
13:30−14:30  分科会総括
14:45ー17:15 

詳細   14:45
      15:50
      16:30

      17:15
アサヒ・アート・フェスティバル2003 「水上アートバス ダンスパフォーマンス」鑑賞 
■ダンス by 山田せつ子・天野由起子・有田美香子

森下スタジオ出発 移動
水上バス「日の出桟橋」発  船上ダンスパフォーマンス
水上バス 浅草着 移動 森下スタジオへ
森下スタジオ着予定

セミナー (Aスタジオ) 
17:30−19:00  テーマ 「社会から見たダンスの役割」

 JCDNは発足以来ダンスが社会と接する場について考え実践してきました。
ダンス関係者のみが鑑賞する閉ざされた関係ではなく、広範な観客や関係者による新しい取り組みを作り出していかなければなりません。一方、ダンスの世界ではない広い社会の側でも、ダンスやアートを手法にしながら普段あまりダンスなど見たこともない人たちを対象にした新しい試みが展開される例が幾つか見られるようになっています。
 企業や自治体・政府がアートやダンスを取り入れることで何を生み出そうとしているのか。町づくり、地域活性化でダンスにはどんなニーズがあるのか。
そのニーズは顕在化しているのか。さらには、今後期待される雇用創造、交流産業としての新産業創出の視点からはダンスにどんな役割が担えるのか。
 このJCDNセミナーでは、ダンスの世界の外でダンスに関した実践に取り組んでいらっしゃる関係者をお招きしその背景をお尋ねすることを通じて、社会から見たダンスの役割の未来像を展望します。

【パネラー】野田邦弘 (横浜市経営局企画調整局)/守谷慎一郎(東京都観光汽船(株)社長)
【司会】  河合雅樹 (JCDNボードメンバー/インター・アクティブ(株)シニアプロジェクトコーディネーター)

19:00−20:30  交流会 (Aスタジオ) 



6月8日(日)「踊りに行くぜ!!vol.4」関東地区 選考会+ダンス・ディスカッション(Cスタジオ) 
* 詳細は6月6日会場にてお知らせします。
*この催しは、6月6日7日のJCDNダンスフォーラム参加者のみ参加可能です。*

<申し込み方法・参加費>

申し込み方法:お名前・住所・電話/ファックス番号・メールアドレス・ご職業・参加される日程を明記の上、
JCDNまでメールまたはファックス(FAX 075-361-6225)でお申し込みください。

締め切り:2003年6月3日(火)

参加費: JCDN会員:無料(要予約、団体会員の方は、2名まで無料)
      JCDN会員以外:2000円(3日間共通参加費)

別途費用として6月7日「水上アートバス ダンスパフォーマンス」鑑賞のため水上バス乗船料660円と
最寄駅までの往復交通費が必要


<問い合わせ・申し込み先>
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
〒600-8092京都市下京区神明町241 オパス四条501
TEL075-361-4685 FAX075-361-6225
E-mail jcdn@jcdn.org  ウエブサイト http://www.jcdn.org/