トップページ > 開催趣旨
2006年日豪友好協力基本条約30周年を記念して、オーストラリアと日本間のダンスによる新しい文化交流であるエクスチェンジプロジェクトを、各地の主催者と共同して両国にて行います。このAJdX2006では、互いの国・文化をより深く知る為に、レジデンス(滞在)をベースに、(1)コラボレーション作品の製作、(2)互いの国のダンサーへの振付作品の製作、(3)若手振付家とダンススペース間の交流プロジェクト、(4)オーストラリアのダンス・サーカス・フィジカルシアターの紹介、という4つの柱で、年間を通じ両国の各地で行っていきます。
2005年BATIKの黒田育世とダンサー2人がブリスベンとタウンズビルに滞在し、DANCE NORTH/SPLINTER GROUPとのコラボレーション作品を創作。音楽・松本じろ、衣裳デザイン・山口小夜子が加わり、2006年2月横浜でのAJdXオープニングにて世界初演を行いました。この作品「Underneath」は、この9月ブリスベンとタウンズビルにて上演されます。同じく2005年山崎広太はメルボルンで、ルーシー・ギャレンは京都で、このAJdXのための振付作品に向けて互いの国のダンサーを決めるためオーディションを行い、今年京都・山口・メルボルンに滞在し作品を創作し、その3都市で合同公演を行います。珍しいキノコ舞踊団の伊藤千枝は昨年オーストラリアに新作に向けてのコラボレーターを探しに行き、2006年夏にメルボルンと金沢に滞在し作品を創作します。
他両国のエマージングな振付家たちによるSYDNEY/KANSAI Projectなど、このAJdX2006では、初めての土地に滞在し、未知のアーティスト達と出会い、その土地と人々の空気・匂い・時間の流れに触れ、そこでしか、そしてその人たちとでしかできない作品を生み出します。
本年2月の横浜でのAJdXオープニングイベントに引き続き、日本では8月〜11月に京都・大阪・山口・松山・金沢・名古屋にて、オーストラリアではブリスベン・タウンズビル・メルボルン・シドニーにて5つのプロジェクトが繰り広げられます。
皆様のご来場をお待ちしています。
日本側コーディネーター NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
佐東 範一
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