CONCEPT

JCDNコンテンポラリーダンス作品創造シリーズ
DANCE×MUSIC×MOVIE!

江戸時代に実在した縁切寺は、
わけあって男から逃げて来た女が隠れる避難所(アジール)
縁切寺に逃げて来た或る女の過去と現在の物語。

西松布咏の三味線と唄、
寺田みさこのダンス、
飯名尚人の映画。
重なり合い、幻惑的に描き出す。



プロジェクトの背景

「ダンスと音楽」の新たな関係性を発明する試みとして"振付家"と"音楽家"が同じ地点に立ちオリジナル作品をつくる<DANCE×MUSIC!>―JCDN作品創造シリーズーとして2004年に開始。以来、4シリーズ、全7作品を制作してきました。
この6年間に、ダンスと音楽の関係を多角的にアプローチした作品制作方法への挑戦> 音楽がオリジナルになったことで、ライブ上演だけでなくダンス作品のメディア化が実現し、ダンスの普及効果に繋がる> など、ダンス作品のもたらす可能性を広げてきました。
2008年度は、ダンス舞台作品として制作された“THEATER version”と、映像的演出を加え全シーンの撮影段階からリメイクしたダンス映像作品“VIDEO DANCE version”との2枚組として、DVD製作発売を刊行!舞台作品では味わえない映像的なおもしろさをプラスしたことで、親しみやすい“ダンスムービー”の誕生となりました。このシリーズの継続は、ダンス舞台芸術作品、ダンス・メディアアートの側面を押し広げてきました。
2008年度は、ダンス舞台作品として制作された“THEATER version”と、映像的演出を加え全シーンの撮影段階からリメイクしたダンス映像作品“VIDEO DANCE version”との2枚組として、DVD製作発売を刊行!舞台作品では味わえない映像的なおもしろさをプラスしたことで、親しみやすい“ダンスムービー”の誕生となりました。このシリーズの継続は、ダンス舞台芸術作品、ダンスとメディアの側面を押し広げてきました。

これまでの「Dance × Music !」はこちら


アプローチ

世界のポップアートとして、注目を集め始めている“ダンスムービー”。 
2010年度から<DANCE×MUSIC!>にMOVIE!を新たに加え<DANCE×MUSIC×MOVIE!>としてシリーズがスタートします。振付家、音楽家にプラスして、新たに映像作家が加わることで、舞台作品では実現できなかった映像的解釈の視点を持ち、ダンス映像のための振付・演出がプラスされ、ダンス作品の新しい展開が生まれることを期待するものです。


出演者たち

今回の参加アーティストは、振付・ダンスに高いダンステクニックと、そのオリジナルなムーブメントに評価を得ている寺田みさこ、音楽には三味線、長唄など古典から現代まで先駆的な活動を行い、常に第一線で活躍してきた西松流家元の邦楽家・西松布咏、そして、作・演出・映像ディレクションを担うのは、同時代性の強い作品コンセプトをリアルに描く制作手法を持ち、ダンス作品に対する深い洞察力で、映像演出に独自の視点を持つ映像作家・演出家の飯名尚人を迎え、1昨年より作品制作を開始してきました。振付家と音楽家、そして映像作家とが、オリジナルの手法と演出を生み出し、舞台芸術作品の新たな1ページをつくりだします。





これまでの公演|2013年




これまでの公演|2011年